気をつけたい海の危険生物!

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知識

はい、こんにちは。かの地からスタッフの千明です。
もうすっかり夏ですねー。暑さに弱い私ですが、この季節は海に入れるので大好きです!大好きな海ですが海には危険な生物が沢山いますよね。今回は海で気をつけてほしい生物をご紹介したいと思います。

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海の猛毒危険生物

今回は日本の危険生物だけではなく、世界の危険生物をご紹介します。どの生物も猛毒を持ってますので、もし見つけても決して触らず刺激をしないくださいね。画像で見るだけでも気持ち悪いので本物は触る気は起きないでしょうが…。

ゴウシュウアンドンクラゲ

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分布:オーストラリア

「殺人の魔の手」と呼ばれる触手を持つオーストラリアウンバチクラゲ。「ウンバチ」とは「海蜂」のこと。スズメバチのように人を刺す恐ろしいクラゲであることから、そのような名前が付けられました。
本種は地球上で最も毒性が強いクラゲとして知られ、傘が半透明であるため水中での視認が困難で人間でも刺されてからわずか数分で死亡した例があるほど。
大型のクラゲで、40~50cmほどの傘の下に最多60本ほどの腕を持ち、腕の長さは最長で4.5mにも達します。

刺された場合には、刺傷箇所に酢をかけて毒を失活させる処置が有効であるが、本種の毒性はあまりに強いため、それだけに頼るのは難しい。一刻も早く医療機関へ搬送し、解毒剤を投与することが重要となります。

オーストラリアなら、もしかしたら日本にもいるかもしれませんね。

マウイイワスナギンチャク

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分布:マウイ島

マウイイワスナギンチャクは「世界の猛毒生物ランキング(最強トップ10)」において堂々の第1位の座に君臨。世界一強い毒をもつ生き物として有名です。

マウイイワスナギンチャクはイソギンチャクの仲間で、ハワイのマウイ島に生息するイワスナギンチャクの一種です。直径は3.5cm程度。サンゴ礁の浅海に群生しています。

マウイイワスナギンチャクの毒は神経毒のパリトキシンで、動物界最高の毒性を誇ります。

その強さは青酸カリの8000倍で、フグ毒テトロドトキシンの60倍にもなる猛毒である。
誤って素手で触ったり、素足で踏みつけでもしたら大変です。

ハブクラゲ

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分布:インド洋~琉球列島

5月から10月にかけて発生する熱帯性の立方クラゲ。立方型の傘と、傘の四隅から7-8本ずつ伸びる触手が特徴。傘高は10-15㎝、伸縮する触手は伸びると1.5m以上になる。日本近海に生息するクラゲの中でも特に危険な種であり、過去に3件の死亡例がある。

刺されると激痛を感じ、刺傷箇所はミミズ腫れになる。6時間ほど経つとミミズ腫れは水疱に変わり、12時間後には壊死を引き起こす。重症の場合だと、意識障害や呼吸困難、心停止に至ることもある。

刺された場合は速やかに陸に上がり、食酢を患部にたっぷりとかけてから巻き付いた触手を取り除き、痛みが強い場合は氷や冷水で冷やして安静にする。

アンボイナガイ

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分布:インド洋、太平洋

殻高10cm前後だが、大型個体は殻高13cmを超え、イモガイ類の中でも大型種である。貝殻はイモガイ類にしては薄く、殻口が広い。特に殻底付近で殻口が幅広く開く。螺塔(巻き)は低いが肩はよく角張り、ごく低い結節(角状の突起)が並ぶ。貝殻の色は褐色-赤褐色で、白い三角形の鱗雲のような斑点が多数散らばる。雲状斑が少ない領域もあり、遠目に見ると体層に2-3本の色帯があるように見える。

刺された場合は一刻も早く心臓に近い所を紐などで縛り、毒を吸い出し、医療機関を受診するよう呼びかけられている。応急処置をしない場合は20分ほどで喉の渇き、めまい、歩行困難、血圧低下、呼吸困難等の症状が現れ、重篤な場合は数時間で死に至る。

見た目は危険そうでない普通の貝なので特に気をつけないといけないかもしれませんね…。

ヒョウモンダコ

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分布:西太平洋熱帯域・亜熱帯域

体長は10cmほどの小型のタコである。日本からオーストラリアにかけての西太平洋熱帯域・亜熱帯域に分布し、浅い海の岩礁、サンゴ礁、砂礫底に生息する。ところが、2009年になってからは九州北部の福岡県・佐賀県・長崎県・大分県で多く目撃されていることから、警戒を呼び掛けています。

ヒョウモンダコの唾液には強力な神経毒であるテロドトキシンが含まれ、人間でも噛まれると危険である。ヒョウモンダコは身の危険を感じるとこの唾液を吐いたり、または痛みなしに噛み付いて注入する。テトロドトキシンは解毒剤がなく、呼吸困難に繋がる麻痺を引き起こし、酸素不足から心停止に至る。応急処置は傷口を押さえ、心臓マッサージを行う。

カツオノエボシ

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分布:日本各地

非常に強い毒をもち電気クラゲの別名があり、刺されると強烈に痛む。刺された人の死亡例もある。電気クラゲという別名については、刺された際の痛みを電気の衝撃に例えたものであり、決して発電する生物という訳ではない。

浮き袋から海面下に伸びる触手は平均10m程度、長いもので約50mにも達する。触手が何らかの刺激を受けると、表面に並んでいる刺細胞から刺胞が発射され、人にとって非常に危険な生物である。触手に強力な毒をもち、刺されると強烈な電撃を受けたかのような激痛がある。

通常のクラゲ刺傷には酢が有効とされているが、本種では逆効果である。応急処置は患部を45°C 程度の湯に浸すか、氷で冷やすかの二通り。氷や冷水で冷やし、医療機関で治療する。

沖にも打ち上げられているみたいなので、うっかり触った!踏んだ!なんて事のないように気をつけて下さいね。

オニダルマオコゼ

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分布:インド洋、太平洋、西部の熱帯海域

体長は40cm程度で、全身がコブ状の突起やくぼみに覆われ、岩に擬態する。他のオコゼ類と同様に肉食性で、小魚や甲殻類を捕食する。浮き袋を欠く底生魚であり、海底で動かずじっと獲物を待っている姿が観察される。日本近海では小笠原諸島、奄美大島、沖縄周辺に分布している。

オニオコゼ亜科の仲間はすべて背鰭に毒腺をもつが、本種はとりわけ毒性が強く、刺された人を死に至らしめることもある。

刺された場合は一刻も早く病院へ行く事。応急処置として、人工呼吸、できるだけ早く抗血清を打たなければならない。痛みを和らげるために、傷のある手足を熱いお湯に浸けるか温湿布をする。死亡した例では痛みで心不全を起こした事が分かっているので、毒の強さよりもまずは痛みによる死を避けなければならないそうです。

 

いかがでしたか?

うわー、気持ち悪い。どれも見るからに危険な生物…ですよね。今回は少ししか載せれませんでしたが、身近な生物もいますので海で遊ぶ際には是非画像を思い出してみて下さい。