昨年からこの時期になると畑に作らせてもらう枝豆ですが、今の季節の枝豆ってたまりませんよね。塩をササーッと振って茹で立てアツアツの枝豆でビールをキューッと…。
日本の夏ここにありき!という感じです。日本人に生まれて良かった瞬間でもありそうですね。
突然ですが、島耕作と枝豆の話
先日「学生島耕作」を読んでいるとおもしろい場面がありました。島耕作が早稲田の寮仲間とお酒を飲みに行くんですが…
「バカヤロー、ガマンしろ!!」
学生連中なのでお金がない。酒はもっと飲んでもいいが、つまみはお金がないからやめろ。という先輩のお達し。侃侃諤諤(カンカンガクガク)していてもどこか冷めた感じでみんなを見ているのが実に島耕作らしいです。
仲間の一人が、まだ食べられる物を発見します。それが枝豆。枝豆の皮を食べる…?というか食べられるんですかそれ?
島耕作風枝豆の皮の食べ方
みなさん、枝豆を食べる時に内側の「硬い内殻」を気にした事がありますか?というか内殻があるって事を知ってました?
僕は全く知らずに豆(身)を押し出しながら口に頬ばっていたので、全く気にした事もありませんでした。
これは是非やってみたい。
という事で豆の部分を食べた枝豆の皮を食べてみます。
今日から枝豆は皮まで食べてみよう
これが枝豆の食べ残し(今までは生ごみだと思ってた)です。居酒屋なんかに行くと、だいたいこの状態で空のお皿にどんどん入れていってゴミとして店員さんに引き取ってもらいますよね。今日からは違いますよ!これは食べ物です。
確かに、開いてみると内殻がありました。赤丸で囲ってある少しめくれている部分です。軟骨みたいな感じで作られていて、その中で豆が守られているんですね。これを外していきます。
綺麗にペロッと取れればよかったんですがそうもいかず…。でもここが「食べられないゴミ」の部分です。ここ以外は食べられるというから枝豆おそるべし。
漫画にあったように、前歯に挟んでグッとしごく感じで引くと皮が取れました。外の皮は結構硬いので、多分ちぎれる事無くこんな感じで引き抜けると思います。右側に若干の内殻が残ってますね。
家庭菜園で作った出来立てだからかもしれませんが、これが美味しかった。確かに塩は外皮にかける物なので、塩味がそのまま残っていて美味しく食べられます。野菜を食べている感じもいいですね。しっかりおつまみになりますよこれ。
ここで、枝豆の主な栄養素を見てみましょう。
メチオニン | アルコールを分解し肝機能を高める効果がある |
カリウム | 塩分の排泄を促し利尿効果もあり |
鉄分 | 貧血予防に効果がある |
食物繊維 | 便秘に効果がある |
うーん、体にいい栄養がたっぷりですし、これって味がお酒に合うだけじゃなく、飲んだ後に必要な栄養としても枝豆ってとてもお酒にマッチした食品である事が分かります。
この中でも「食物繊維」は、豆部分だけではなく皮部分も食べる事で今までの枝豆の食べ方より数倍以上の食物繊維の摂取が出来るはずです。島耕作流・枝豆の食べ方、おそるべし。
夏のお酒のお供と貧血防止に、枝豆を食べて猛暑を乗り切りましょう!