2007年の今頃、レーシック手術を受けました。
あれから8年。色々な所でレーシック手術のその後「ああなった」「こうなった」という内容を読む事がありますが、あまりいい内容でなかったりするので実際の所、僕はどうなったのか?を一例として記したいと思います。
レーシック手術とは
手術内容
角膜をエキシマレーザーで削り角膜のカーブを変形させることによって屈折異常を矯正する手術です。
眼鏡やコンタクトレンズのように器具を用いるのではなく、実際に目玉を加工するわけなのである種の覚悟が必要な手術でもあります。
レーシックで検索すると「レーシック難民」「レーシック失敗」等が関連ワードで出てくるあたり、失敗だったと感じる人もいるようです。
僕は東京に住んでいた頃に有楽町にある品川近視クリニックで手術をしてもらいました。
当時のレーシック手術費用
かかった費用は約15万円。この記事を書くにあたってサイトを久しぶりに覗いてみましたが手術内容が何種類かに別れているみたいですね。
僕はフラップ(角膜にレーザーを当てるのに目の表面を切ってめくるんですが、それをフラップという)を作る際にレーザーを当てたので「イントラレーシック」をやりました。この手術方法は今も価格はあまり変わってないみたい。
手術前の視力
両目とも裸眼で0.02でした。コンタクトレンズを付けて0.5くらい。
あんまりピンと来ないと思うので、裸眼の時の見え方はこんなだったという画像を置いておきます。
目のいい人から見た世界はこんなですが…
0.02の世界はこんな感じです。実際はこんなに見えないけど雰囲気だけでも分かってもらえれば。
生活に支障が出るレベルでしょう?これ。横山やすしさんの「メガネメガネ…」も笑えませんよ。
レーシックから8年後
今現在の視力はいくらあるか?
今回この記事を書こうと思ったのは、健康診断に行って視力検査をしたからです。レーシックをやった翌日、眼の検診と視力検査があったのですが、その時はなんと両目とも「2.0」でした。ほんとビックリしたのを覚えています。僕の人生の中で視力検査で一番下までハッキリ見えて答えられたのはあの時だけでした。
残念だけど、あの時だけだったんですよね。
今回視力検査をした結果は、左目は「0.8」で右目は「0.2」でした。だいぶ下がってしまった上に左右で視力が違うのでちょっと目が疲れやすいかも。
でも実生活で不便に感じる事はないので助かってます。メガネもコンタクトレンズも今は必要性を感じません。
レーシックをして変わったこと
寝る前や、起きた時に周りが良く見える
ささやかな事ですが、寝る前に電気を消しても周りが見えます。視力が0.02の時は物の配置を覚えておかないと、全く何も見えないので手探りで探すか目をギリギリまで近づけるかしないと見えませんでした(0.02の時は指の指紋を見ようと思ったら指を顔にくっつくくらいまで近づける必要がありました)。
夜寝る前に必ずメガネを定位置に置き、朝起きたらそこに手を伸ばす事でメガネを取っていました。
寝返りを打ったりしてメガネに手が当たって場所が変わったり床に落ちたらもう大変です。朝からパニックになって至るところに手を伸ばして触らなければいけません。
当たり前に出来なかった事が当たり前に出来るようになった。これは大きいです。
お風呂でも目が見える
コンタクトの時はいいんですが、メガネの時はお風呂に入るのも一苦労です。これも全てが定位置にないと全く見えないのでどこにあるか分からない…という事になります。
今はお風呂で子供たちの顔もしっかり見る事が出来ますし「あそこにまだおもちゃがあるよ」と指摘する事もできます。
0.02の頃であれば定位置にない物は分からないので散らかりっぱなしだったかも。
結果、僕はレーシックをやって良かったと思う
という事で「なんだ、だいぶ視力下がってるんじゃん」と思われたと思います。確かに視力は下がってしまっていますが、生活をする上でメガネもいらないので僕はやって良かった。27歳の時に手術しましたが、角膜の厚さ的にあと1回なら手術できますよ。と当時言われました。実際の所はまた診察してもらわないと分かりませんが…。
どうしてもパソコン仕事でずーっと画面を見たりしているので視力は落ちてしまいます。
日常的にしっかり目をケアしながら生活しなかったのがいけなかったのかも。日々注意しないといけないですね。
両目が0.1とかになる…なんて事がない限り再手術はしないとは思いますしそこまで視力は落ちないと思いますが、万が一そうなった時は再手術するかもなぁ。目が見える生活って最高ですからね。
1990年代に始まった手術で、まだ25年程度しか経っていない手術でもあるので、今後レーシック被験者のデータが集まって更に精度を増していくんだと思います。良い話も悪い話もあったりしますが、僕は助かってますよ。