はい、こんにちは。かの地からスタッフの千明です。
北斗晶さんの入院、手術報道で話題になった乳癌。
女性ならば気を付けておきたい病気ですが、具体的に何か対策をとっている方はあまり多くはないのでしょうか。
私も報道を見てからですが、ガン検診を受けよう!!という気持ちが強くなってきました。もう歳も重ねてきましたし、以前からしなきゃいけない!という気持ちはあったものの、なかなか行動に移せないでいるところです。
定期的にガン検診に行けば分かるものか?
自分の体の事は自分が一番分かってる!!って思う時もありましたが、体の中の小さな異変にはなかなか気付かず、あれ?何か調子悪い?と思う事があっても風邪かな?薬飲んで寝ていれば大丈夫!と無理をしてしまうものですよね。
検診は何歳から受けたらよいのでしょうか?
国によってガイドラインが定められています。厚生労働省により検診の種類と、受けるべき推奨年齢が発表されています。
がんの種類 | 検査項目 | 対象 | 受信の目安 |
---|---|---|---|
胃がん | 問診、X線検査 | 40歳以上の男女 | 年1回 |
肺がん | 問診、X線検査、喀痰細胞診 | 40歳以上の男女 | 年1回 |
大腸がん | 問診、便潜血検査 | 40歳以上の男女 | 年1回 |
乳がん | 問診、視診、触診、X線検査(マンモグラフィ) | 40歳以上の女性 | 2年に1回 |
子宮がん | 問診、視診、細胞診、内診 | 20歳以上の女性 | 2年に1回 |
上記のとおり、リスクが高まる40歳以降に、年1回のペースで検診を受けるのが推奨されます。
現在の医学で治せるガンの多くは、検診で早期発見できたものに限られています。そのため「ガン検診は積極的に受けよう」という姿勢が大切です。
早期発見により、完治する率は高くなりますし、治療にかかる時間も費用も短縮できます。逆を言えば、発見が遅れれば遅れるほど、その結果は致命的なものになっていきます。
ガン予防
癌の予防15か条:出典、世界がん研究基金・米国がん研究協会(1997)
1.食品と食事:野菜や果物、豆類、精製度の低いデンプン質などの主食食品が豊富な、植物性食品を中心にした食事をする。
2.体重の維持:BMI(体重㎏/(身長m)×(身長m))を21~23に維持し、成人期の体重増加は5㎏未満になるようにする。
BMI=体重(kg)/身長(m)^2。22が標準体重。
3.運動の維持:仕事であなり体を動かさない場合は、1日1時間の速歩を行い、1週間に合計1時間は強度の強い運動を行う。
4.野菜と果物:1日400~800gまたは5皿以上(1皿は80g相当)の野菜類や果物類を食べる。
5.その他の植物性食品:1日に600~800gまたは7皿以上の穀類、豆類、芋類、バナナなどを食べる。なるべく精製していいないものが良い。
6.アルコール飲料:積極的には飲酒は勧められない。飲むなら1日男性は2杯(=日本酒1合)、女性1杯(=日本酒5勺)まで。
7.肉類:赤身の肉を1日80g以下に抑える。(赤身の肉とは、牛肉羊肉、豚肉)。
8.総脂肪、油脂:動物性脂肪を控え、植物油を使用して総エネルギーの15~30%の範囲に抑える。
9.塩分:塩分は1日6g以下。調味に香辛料やハーブを使用し、減塩の工夫をする。(酢の使用も良い)。
10.食品の貯蔵:常温で長時間放置したり、かびがはえた食物は食べないようにする。
11.冷蔵庫での保存:腐敗しやすい食物の保存は、冷蔵庫で冷凍か冷却する。
12.食品添加物と残留物:添加物、汚染物質、その他の残留物は、適切な規制下では特に心配はいらない。
13.調理法:黒焦げの食物を避け、直火焼きの肉や魚、塩干薫製食品は控える。
14.栄養補助食品:この勧告を守れば、あえてとる必要はなく、癌予防にも役立たない。
15.タバコ:タバコを吸わない。
分かっていても全部を毎日する事は難しいと思います。まずは出来る事から初めて習慣づけていくようにしたいです。
検診費用
厚生労働省では09年度以降、大腸がん・乳がん・子宮がんについては、一定年齢の人に検診無料クーポン券を送付し、検診率が上がるような施策を行っています。
がんの種類 | クーポン送付対象者 |
---|---|
大腸がん | 前年度に40歳・45歳・50歳・55歳・60歳になった男女 |
乳がん | 前年度に40歳・45歳・50歳・55歳・60歳になった女性 |
子宮がん | 前年度に20歳・25歳・30歳・35歳・40歳になった女性 |
このクーポンを使えば、地域で行われる検診は無料で受けることができます。
今私が受けようと思っているのが「乳がん検診」です。ですが、クーポンは40歳から…20代でなる訳がない!とは言えないので、自己負担になりますが年に1度は検診を受けようと思います。
費用は公的なものなら5000円以下、自分で受ける場合は3万円以上と言われてますが、命にはかえられないですもんね。
独立行政法人国立がん研究センターが運営するがん予防・検診研究センター(東京)で行われている検査費用です。各地域、病院により金額は違うでしょうが、参考までに…
検査の種類 | 男性の検査費用 | 女性の検査費用 | |
---|---|---|---|
総合健診 | 9万9,750円 | 13万6,500円 | |
総合健診+PET/CT検査 | 18万9,000円 | 22万5,750円 | |
単独検診 | 肺がん | 4,650円 | 3万4,650円 |
女性がん | - | 6万8,250円 | |
乳がん | - | 2万1,000円 | |
消化管がん | 5万2,500円 | 5万2,500円 | |
上部消化管がん内視鏡 | 3万3,495円 | 3万3,495円 | |
大腸がん | 3万1,500円 | 3万1,500円 |
この費用は公的保険は使用できず、すべて自己負担になります。
でも、検診を受けずに実際になってから後悔しても遅いですよね。闘病中の北斗晶さんは毎年検診に行っていたにも関わらず、発見が遅れ脇のリンパまで転移しているとの事でした。
定期的にしているから必ずしも早期発見とは言えないかもしれませんが、早期発見の確率はかなり上がると思います。
定期的にガン検診を受けましょう。
何もなかったらなかったで、今回も何もなくて良かった!それでいいと思います。