仕事も私生活もレベルアップ!ドラクエ3に学んでみよう­

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知識

ドラクエに学ぶ仕事術…みたいな本がかつてありましたよね。僕は読んでないん­ですが、「多分こういう事じゃないかな」と思う所があったので、今回は昔か­ら思っている個人的な考えを書いてみようと思います。­

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ルイーダの酒場を探せ­

ルイーダの酒場とは、店主が冒険に参加してくれるメンバーを紹介してくれる場­所です。­
最初に職業を選んでメンバーのステータス(状態)を表示してくれます。ここも­よく出来てるなぁと思うんですが、同じ職業でも毎回パラメーター(体力や攻­撃力など)が変わります。­
ちょっと弱いかなと思えばキャンセルすると、違うパラメーターの人物が出現します。こ­れは同じ職業だとしても地力が違うという事になるので、面接とかに似てるかも­しれませんね。­

こんなメンバーを紹介してくれるルイーダの酒場は現実世界にはそうそうありま­せんが、ハローワークのような人材を紹介してくれる場所以外にも人­材を紹介してくれる知人、友人等を作る事で窓口は広くなると思います。これっ­て大事ですよね。­ルイーダの酒場はあればあるほどいいと思ってます。

勇者がいる必要、自分である必要は全くない­

ドラクエにおける主人公は勇者と呼ばれる唯一無二の職業です。しかし、ドラク­エ3においては記憶の限りでは勇者がいる必要はありません。メンバーは好きな­ように入れ換えられるので、物語の主人公が自分である必要はない…ということ。­
思い切って自分以外を主役にしてみるのも視野が広がっていいかもしれません。­勇者が「こんな冒険の進め方があるんだ」と気付ければ御の字。
しかも彼らは冒険の場で戦いながら「経験値」を得る事ができます。
自分以外を主役にするという事はある意味自分がいなくても冒険できるという事。自分がいなくても回る組織が理想的なんじゃないでしょうか。

パーティーを組む時はレベルを考えよう­

ここが一番言いたい所なんですが、レベルアップについて考えてみましょう。­実際の仕事でもそうですが「低いレベルの人の下には低いレベルの人しか付いてこ­ない」と言えるんじゃないかと思います(言い方は悪いかもしれませんが例えなのでご勘弁を)。­

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ドラクエで例を挙げてみます。ちょっと見てみてください。­

戦士:レベル45­
僧侶:レベル43­
魔法使い:レベル46­

のパーティーがいたとします。ここにレベル1の遊び人を加えてみましょう。­

戦士:レベル45­
僧侶:レベル43­
魔法使い:レベル46­
遊び人:レベル1­

どうでしょうか?思った以上に遊び人は使えない人物になるでしょうか?確かにレベル1­では全てにおいて話になりません。­
しかし、戦う場所を戦士のレベルに合わせて選び、遊び人をパーティー全員で守ってあげるとするな­らば遊び人のレベルは一気に上がる事が分かると思います。­

レベルが低いので防御力が低すぎますが、防御力の高い「はぐれメタル系」の防具を­身に着けさせる事でカバー出来るんじゃないでしょうか?­これもレベルが高い人達が冒険しながら得てきた物がないと購入できません。この遊び人、1回の戦闘(経験)でレベルが下手をすると10くらい上がるかもしれませんよね。­ドラクエ3最強の職業でもあり憧れの賢者にもすぐになれそうです。短期間で「頼もしい味方」になってくれますね。

つまり、レベルの高い人と一緒に冒険をする事でレベルの低い人でも飛躍的にレ­ベルを上げる事が可能になる…という事です。­それは経験値だけではなく、お金(ゴールド)もどんどん増えていくはず。知らない場所にも行けて新しい物を手に入れて冒険­の自由度が上がるというわけです。­
これもうまい所で、かと言ってレベルが近くなってくると飛躍的には上がってく­れません。近いレベルになるとちょっとやそっとではレベルが上がってくれな­い。これって実際の仕事にも言えることじゃないですか?­経験は積めるんだけどなかなかレベルが上がらない…みたいな。
だから、少し無理をしてでも自分より上のレベルの人と一緒にいるべきだと常々思っています。

もちろん、ただ一緒にフィールドを歩いて冒険をするだけではダメで、きちんと戦いに参加してこそ経験値が得られてレベルアップする機会を得る。これも現実世界と変わらない事だと思います。
さて、今度は逆に全員をレベル1からスタートするとすると­これは…

戦士:レベル1­
僧侶:レベル1­
魔法使い:レベル1­
遊び人:レベル1­

恐ろしい話になってしまいそうです。­
全滅の恐怖と戦いながら物語の最初の町であるアリアハンから当分離れる事は出­来ませんよね。­もちろん経験値も溜まらず、お金も貯まらない。戦えず何も買えない、戦ったとしても誰かが戦線離脱して生き返らせるためにまたお金を使う…身動きで­きない状態がしばらくは続くわけです。いや、もしかしたら誰かどころじゃなく全滅を喰らって最­初から…もしくはお金が半分になって教会でせっせと生き返らせて…となるかもし­れません。­これでは時間も労力もかかり過ぎますよね。­

レベル1から始める冒険は時間がかかる­

仕事をする上で未経験の分野であったり経験不足の分野だとしても、レベルの高­い人と一緒にいる事で得られる経験、財産はその人を飛躍的にレベル アップし­てくれる物だという事はさっきの例えでなんとなく理解してもらえたんじゃないかと思います。
もちろん会議の席上等で「何を言っているのか分からない…」という事もあるで­しょう。しかし、分からないなりに努力して食らいついていく事で確実に血と­なり骨となり財産となるはずです。そしてその先にはまだ見ぬレベルアップが­
待っています。­自分でも気付かない内に。

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自分の代わりになってくれる最高のパーティーを­

さて、仕事はなにも自分がやればいいという事ではありません。­自分の代わりになってくれるパーティーを育てる。という事も長い長い冒険には必要不可­欠。そのためにも自分の代わりになってくれる人、自分の意を汲んでくれる人­を育てるのも大切な事だと思います。­
それは仕事を押し付ける…という事ではなく、信頼して任せる…という事になるの­で出来るだけ早い内に育てたい物です。­

ドラクエってパーティーが入れ替わっても物語の目標というか目的って同じですよね。目的意識が同じ、これは同じ会社でやっていくパーティーとして最初に共通認識で持っておかなければいけない事です。これもドラクエで学べるところの1つでしょうか。

少しの無理は冒険を飛躍的にする­

という事で、なんとなく言いたい事は伝わったかなと思うのですが、「少しの無­理はさせなければ人は育たない」という事です。­
それはブラック企業的な「寝るな休むな、無理は買ってでもしろ」とか言う事ではなく、周りが­
引っ張っていく事で当人を成長させることが出来る可能性があるわけですか­ら、当人が自分には無理だと思っていても周りのサポート次第でなんとでもなる。という­事です。

無理はしたくないし分からない事もしたくない…­。そんな時にこのドラクエのお話を少し思い出して考え方を変えて一歩踏み出して欲しい。そんな事を今回は書いてみました。といっても僕自身偉そうな事を言えるレベルにはありませんしまだまだ頑張らないといけない事ばかりです。

仕事だけじゃなく、レベルアップさせてくれるパーティーが周りにいる事で私生活も変わると思います。個人的な意見なので「ドラクエに学ぶ…」的な本の内容とは違うかもしれませんが、参考になれば。