サツキマスで有名な山口県錦町から島根県へ食べ歩きドライブ

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ごちそうさまでした。

お盆休みも遥か昔のように感じますが、みなさん休日ドライブしてますか?
今回は山口県錦町方面へ行って来ました。
ルートとしては山口県錦町→島根県へ→島根県津和野町を通過→山口県方面へ→という感じ。かなり雑な地図ですが、ルートとしてはおおむねこんな具合です。

dchis錦町といえば、友人の献上氏が以前サツキマスの話をしてくれた事があります。
採れる場所の少ない貴重な魚らしく、錦町に流れる錦川の素晴らしさを熱く語ってくれた事がありました。

そんな錦町から食べ歩きをスタートするこの日のテーマは「行った事のない店でご飯を食べる」です。
まずやって来たのは自動販売機(笑)。

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うどん自動販売機で、うどんを食べてみた

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田舎ならではの「うどんの自動販売機」です。都会じゃまずお目にかかれません。
しかし、昔からあるこのうどんの自動販売機。ある場所は分かっているし何度も通りすぎているんですが、「わざわざうどんの自動販売機でご飯食べなくても…」と、毎回スルーしていました。
ならば今回試してみようじゃないか、と寄ってみます。

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自動販売機がたくさんあるちょっとした田舎のサービスエリアみたいな所です。
卵の自動販売機やパンやお菓子の自動販売機もありました。ちょっと心をくすぐられつつ、うどんの自動販売機を確認。

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どうやらうどんとラーメンが選べるようです。どんなラーメンなのか想像がつきません。トンコツなのか醤油なのか…。24秒って手書きで書いてあるあたりもチープでいいですね。出来上がりまで24秒だそうです。早い。

自動販売機にテープで箱がつけられていて七味唐辛子とコショーを好きなだけ持っていっていいというスタイルです。

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最初箸がどこにあるのか分からなかったんですが、コショーのくっ付けてある箱の横部分の黒い所をパカッと開けてみると箸が出現。これ、箸が無くなってたら最悪なパターンです。ご覧の通り、実際に結構少なくなってます。
※数日後、もしもの時のために割り箸と深いお皿を100均で購入して車に常備しました。

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さてさて、お金を入れてボタンを押すと「20秒」の表示になりました。24秒じゃなかった。なんと20秒でうどんが完成します。早すぎでしょこれ!

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出来上がったうどんを実食してみる

あっという間に完成してうどんの登場。出てきたうどんを見ての率直な感想は「…うん、こんなもんだよねやっぱり…。」でした。

DSC_2048素っ気ない素うどんにカマボコ1枚。ちょっと寂しい感じもしますが、ドライブで立ち寄った自動販売機でうどんが350円で食べられるんです。これって結構ありがたい。
そう思いつつ食べ進めながら、ふとかき混ぜてみると…

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思わぬサプライズですねこれは。底に肉が入っていました。肉→うどん→かまぼこ→汁の順番に入れてるんでしょうか?
結構な量の食べごたえのある牛肉で、甘辛く味付けしてあってこれがまた美味しい。普通にお店で出てきても問題ない味だと感じます。

肝心のうどんは、見た目の通り細目で食感もどちらかというとうどんと言うより「にゅうめん」に近いのですが、自動販売機のうどんに「コシが~」とか「食感が~」とか野暮な事は言っちゃいけません。
出汁も先程の肉の味付けと重なって普通に美味しい。うどんにして失敗した…とは全く思わないはずです。だって普通に店で出てくるうどんの味ですからね。

ズルズルとうどんをすすっていたんですが、その間この場所に立ち寄った人のほとんどがうどんを食べていました。なんか牽かれるものがあるんでしょうね。
20分くらいここにいましたが、見ていただけで8杯くらいは売れてました。

しかし、これって売り切れたら食材どうやって補充するんだろう?新たな疑問が湧いてきつつ自動販売機を後にし、ドライブを進めます。(この自動販売機群は国道187号線にありました。岩国ICから187号線で錦町に向かえば分かると思います。)

田舎のうどん自動販売機が意外に美味しい!【野良飯JAPAN】

 

ピュアラインにしきで、焼き鳥ネギマを食べてみた

続いてやってきたのは、全国色々な場所で人気の「道の駅」。錦町の「ピュアラインにしき」です。

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ここでは色々なお土産の食べ物を売っていておもしろいんですが、今回は食べ歩きなので建物入り口にある売店を覗いてみました。
ちなみにうちの長女(5歳)はここのコンニャク串が大好きです。
写真を撮っていませんが、いわゆるおでんで、三角形の小さめのコンニャクを5つ串に通したもの。コンニャクづくしのチビ太のおでんみたいな感じです。お値段は103円。

何にしようかな…と考えていたところで美味しそうな焼き鳥を発見。お値段も205円と手頃です。

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どうですかこの大きさ。僕の親指と比べてみてもらうと分かるんですが、1個1個の鶏肉がめちゃめちゃ大きい。

とろみをつけた塩だれがかかっているんですが、この味もちょうどよく絶品。鶏肉自体もボリューム満点なので、「軽くつまむ焼き鳥」じゃなく「モニュモニュ頬張る焼き鳥」でした。これだけ買いにここに来てもいいレベルです。しかもこれで1本205円なので何本か買って帰って家でビールと一緒にいただく…ってのも良さそう。

この焼き鳥を買っている間、色んな人が「牛スジ煮込みちょうだい!」と買っていっていました。どうやら牛スジが名物らしいです。「牛スジ1キロください」なんていうツワモノもいたので、おそらく美味しいはず。実際、この焼き鳥をfacebookにアップしたら「今度は牛スジ食べてください。」というコメントもいただきました。次回は絶対挑戦したいと思います。

そして次のお店を求め、車は進みます。

HPはこちら→ピュアラインにしき

 

島根県でピザと鮎パスタを食べてみた

続いてやってきたのはピザ&パスタ・ドメニカーナ。六日市の温泉宿泊施設付きの道の駅「ゆらら」を過ぎた所にあります。ゆらら近くにこのドメニカーナの看板を何個か見た事があって、一度来てみたいと思っていたのでこの機会に行ってみました。

「どうする?行ってみる?」「美味しいのかな…。」「お盆だからやってないんじゃないの?」と色々話しながら周りを見渡しつつ店を探します。

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小さくて分かりにくいんですが、林の中に一際高く掲げられているイタリア国旗を発見。あ!あれだ!と車を向かわせると…

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趣のあるお店が姿を現しました。ほんと林の中を切り開いて作ったお店と言う感じです。

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駐車場はだいたい3台くらいが停められる感じでしょうか?頑張ればもうちょっといけるかも。駐車場横のベンチは夏草に覆われていました。草を刈ると夜はランプもあって雰囲気いいだろうなぁ~。

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ドメニカーナの外観をいくつか載せてみます。こうゆう雰囲気好きな人にはたまらないんじゃないでしょうか?休日のジブリっぽいというかなんというか。この外に置かれていた椅子の裏には灰皿も設置してあります。店内は禁煙っぽかったのでタバコは外で吸うようになりますが、こんな雰囲気ならいくらでも外に出たいですね。

外で椅子に座ってビールやワインを飲みながらピザを食べる。うーん、美味しそうです。夏の今の時期は虫も多いですが、春や秋ならそんな楽しみもありそうです。

写真で椅子の右にある台は、体重計でした。目盛りが外してあって中の構造が見えるだけなんですが、これも小道具として面白かった。

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椅子の横からはレンガで出来たトンネルがあり、ブランコが2つ用意されています。その横は自家栽培の野菜畑のようでした。トンネルを抜けてブランコに乗るのなんて、小さい子供は喜びそうですね。※実際使っていいのかどうかは確認していませんが多分使えるんじゃないかと思います。

ドメニカーナは、お店の内装も雰囲気が素晴らしい

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店内も雰囲気があって素晴らしかったですね。ログハウス調の作りになっているんですが、本棚もあって蔵書がたくさん用意されています。テーブルは5つで、それぞれ大きさや趣向も違って全部のテーブルの写真を撮りたくなってしまいました。

店内は少し暗め(というより夏の昼間だったので外が明るすぎたかも)で広々とした店内というわけでもないんですが、居心地がよくてのんびり食べたくなるお店です。

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店内の窓から見える外の景色。ブランコと野菜畑が見えます。自然に囲まれたお店です。

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ここでメニューを確認してみました。パスタは1,000円~、ピザは2,000円~と、ピザは若干高めの値段設定になっています。鮎を使ったピザやパスタがあるのも珍しいですね。ニンニクだけのピザも気になります。

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くっ…赤ワインのボトルを飲みたい…。でも車なので我慢です。

とりあえず初めてのお店なので様子見としてという事と、夏限定の文字に惹かれてピザからは「マルゲリータ」、パスタから「高津川天然鮎ペペロンチーノ」を注文してみました…が、店員さんから子供にはペペロンチーノは辛いけど大丈夫ですか?辛いのを無くして作りましょうか?という言葉をいただきました。

じゃあそうしてください。と伝えると、厨房の方では「それならペペロンチーノよりトマトソースの方がいいはず」という話になったそうで、メニューには載っていないんですが「高津川天然鮎のトマトソースパスタ」を作ってくれることになりました。

ピザとパスタをそれぞれ実食してみる

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まず出てきたのはサービスの自家製野菜サラダ。新鮮な野菜をぶつ切りにしてるだけなんですが美味しいサラダでした。

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そして出てきたトマトソースパスタ。鮎は姿のままではなく、骨ごとぶつ切りになっているようでした。鮎の骨の食感と焼いた香りが香ばしくていい感じ。パスタ自体の味付けも美味しくてペロリと食べてしまいました。

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こちらがマルゲリータ。味は薄めで、卓上に置かれている塩を少しかけてちょうどいいくらいの味付けです。

おそらく生地もお店で作っているんだと思うので、出てくるまでに少し時間はかかりますがなかなかの味でした。ただ、やっぱりマルゲリータとしては若干高めの値段かな?

食べ歩きなのでガッツリ食べる事はしませんでしたが、色々な味を楽しんでお酒をゆっくり飲みたくなるお店でした。

HPはこちら→ピザ&パスタ・ドメニカーナ

 

丘の上の喫茶店「さくや」でお茶してみた

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続いてはグル~ッと回って山口県に戻り、山口県周南市の外れにある喫茶店「さくや」に行ってみました。行ってみましたというより、通り過ぎた時に気になったので寄ったという感じです。気になる雰囲気ですよねこの外観は。

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なんとも洒落た外観ですが、店に入るまでの道のりも洒落ています。木々や草花に囲まれたお店です。

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丘を登るとお店の入り口があるのですが、この日はさくやで飼われている犬が外で遊んでいたので、店主さんと一緒に遊んでもらう長女。春はこの辺りも花で覆われていそうですね。

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内装もやっぱりお洒落です。木造で木の香りのする清潔な店内。とても気持ちいい空間です。

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こちらは入り口側。窓も多く明るいのでのんびりとお茶を飲みながらゆっくり出来ますよ。店内にBGMが無く無音なのがちょっと気になったので、リラクゼーション音楽とかが流れてると更に雰囲気が良くなるんじゃないかと思いました。鳥の鳴き声みたいな自然の音とか。

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メニューはこのようになっています。お茶しにきたつもりが「えびピラフ」とか「さくやうどん」とか気になる物に色々と心変わりしてしまいそう。

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僕は迷った末に「メロンクリームソーダ」を注文。添えられた花がいいですね。こんな喫茶店ならではです。

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娘は「ブルーベリーと苺のケーキ」を注文。子供にはちょっと酸っぱめだったので上の部分は食べにくそうでしたが、下の部分を美味しくいただいていました。

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うちの奥さんは「栗ぜんざい」を注文。小豆もお餅も美味しかったそうです。こんな雰囲気で食べたり飲んだりするのっていいですね。休日って感じです。

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店員さん(親子?)も優しく人当りのいい人で、ファンが多いのも頷ける喫茶店でした。次は飲み物ではなく食べ物に挑戦してみたいですね。雰囲気からして美味しいと思います。

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窓から見えるテラス席。春とか気持ちいいだろうなぁと思います。四季の全てで雰囲気や味わいが変わるお店じゃないでしょうか。次回は花の季節にも枯れ木の季節にも来てみたいです。

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ここのお店では、食べ終わると一度テラスから出て庭に入るのをオススメしてくれます。野草を植えているそうで、ぜひ見てみてくださいとのこと。

娘たちも探検気分で嬉しそうです。

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しかしこの庭。もはや庭ではなく「林道」です。どうやらこのお店が開拓していっているようで橋までかかっている立派なものです。しかも広い!一体どこまでこの道はあるの??というくらい長そうだったのである程度進んで引き返しました。この林道まで作って草花を植えてるっていう凄いお店です。ただの喫茶店じゃなくなってます。

林道も含め、喫茶店「さくや」は周南市のドライブでのオススメスポットになりました。

 

ということで今回は「うどん自動販売機」「大きな塩だれ焼き鳥」「鮎パスタとピザ」「栗ぜんざいとブルーベリー&苺ケーキ」という新しい味と新しいお店にドライブしながら出会ってきました。

テーマだった「行った事のない店でご飯を食べる」は、今回行った4つの場所が全て初めてだったので達成され、充実した盆休みの最後の休日を過ごせました。

家族と一緒にドライブしたがる放浪癖のある僕ですが、まだまだ知らないお店や知らない味がたくさんあるはず。

みなさんも休日にちょっと遠出のドライブをしながら、「行った事のない場所」に立ち寄ってみるのはいかがですか?きっと新しい発見がありますよ。