中華料理屋で食べるチャーハン。たまにビックリするくらい美味しい味に出会う事がありますよね。
初めて行く中華料理屋では僕は必ずチャーハンを注文します。
「チャーハンは中華の基本。火力を自在に扱うチャーハンこそ中華料理の料理人を見定めるのにうってつけの料理である!」
というような海原雄山的な事ではなく、チャーハンが単純に好きだからです。ついでに餃子があって…さらに「ついでに」ビールでもあれば最高の食事になりますよ。
しかし、このチャーハン。お店で食べると高い。店によっては600円以上する事もあります。
そこに餃子とビールを注文すれば、普通に1000円を超えてしまいます。これは高い!
「じゃあ自分で作っちゃえばいいじゃない。」
といういつもの発想で色々なチャーハンを試していたんですが、これが一番簡単で一番美味しかった作り方なのでご紹介します。
自宅で美味しいチャーハンを作ろう
・白米(少し硬めに炊くのが個人的には好き)
・豚肉適量
・卵2個
・人参適量
・ネギ(適量)
・味覇(ウェイパー)
・味の素
・コショウ
・塩
以上です。このチャーハンは、よくある「醤油を鍋肌に沿って回し入れて…」とかはしません。ガシガシと炒めるだけで味を均等に付けていくチャーハンです。
作り方を見ていきましょう。ちなみに、全ての工程で強火です。
自宅で出来る美味しいチャーハンの作り方
フライパンに油を敷いて豚肉を炒める
まずは豚肉から。適量の油を敷いたフライパンに豚肉を入れて、少し塩を振りながら炒めます。これくらい赤みが残ってるくらいで別の皿に引き上げましょう。これくらいでちょうどいいんです。
チャーハン用の卵を溶く
言わずもがな、混ぜ過ぎは厳禁です。親子丼のように、これくらい白身と黄身が分かれている状態がベスト。出来上がりが全然違いますよ。
さらに油を敷いて卵を炒める
油を敷くのですが、ツツーッと入れるのではなく「ドバドバッ」と入れてます。チャーハンは油が命というくらい油が大事だと個人的に思っているので、かなり多めに入れます。
卵をフライパンに投入します。すぐに写真のような状態になるので、まだまだ半熟な状態で引き上げましょう。ここも重要なポイントで、しっかり油にまみれた半熟の卵を「後で一緒に炒める」事によってパサパサになりすぎない卵になりますよ。
「溶いた卵を米を炒めた後で投入する派」も、「米と卵を混ぜてたまごかけご飯状態にしてから炒める派」もいますが、僕はこの「六分炒め状態で一度引き上げる」のをオススメします。だって何回も試したらこれが一番良かったからしょうがない。
人参を炒める
人参はかなり細かく切っています。これは子供に野菜を食べさせたいという理由で入れているので、無いなら無いでもいい…というか無い方が純粋にチャーハンが楽しめる気もしますがお子さんがいるご家庭では入れたい所だと思います。
細かく切っているので、火が通りやすくすぐに次の工程に移れます。ちなみに、先ほどの卵がフライパンにまだ残っていてもOK。油も敷かなくてOKです。
ご飯を投入する
ここでも「冷や飯投入派」と「炊き立て投入派」に別れそうですが、僕は後者です。炊き立てでも硬めに炊いていればベドつかずパラっとしたチャーハンになるので問題ありません。これで茶碗2~3杯分くらいでしょうか?何も計らずフィーリングで入れているのでご容赦を。
ある程度炒めたら豚肉を投入
ご飯を炒めて人参と混ざったら、先ほどの豚肉を投入します。米を炒めながらさらに豚肉にも火を通すわけです。最初から最後まで豚肉を入れているとすっかり硬い豚肉になってしまうので、一度引き上げました。
味覇と味の素を投入
出ました!味覇(ウェイパー)。使った事ありますか?
これは中華料理に欠かせない調味料なので使った事のない方はぜひスーパーに走ってください。これだけでチャーハンの味付けも付け合せのスープも、ラーメンのスープも作れてしまうのでオススメです。
ウェイパー(正式にはウェイパァーなのね…)はスプーンにこれくらいを2杯弱。入れすぎるとかなり濃い味付けになってしまうので控えめなくらいでOKです。そして味の素もササッと一振り。
そしてフライパンを返しながらガンガン炒めてください。練り粉のようになっているので、ガンガン炒めて味を均一に馴染ませましょう。
卵を再度投入する
ウェイパーが全体に行き渡ったら、先ほどの少し半熟状態の卵を投入します。崩しながら一気に炒めて全体に卵を行き渡らせます。
ウェイパーの味も移ってくれるはずなので、特にここでの味付けは必要ないかと。
ネギを入れてコショウで最後の仕上げ
適量のネギを入れて全体に行き渡らせたら最後の仕上げです。胡椒を適量(多いくらいがちょうどいい)全体に振り掛けて混ぜながら均一に行き渡らせます。足りなければ後で胡椒は足せるのでご心配なく。ガンガンフライパンを振りましょう。
ただ、お子さんが食べる場合は胡椒は少な目がいいかもしれません。胡椒の辛さって苦手な子も多いですしね。
いい感じに盛り付けたら完成
撮影用に盛り付けましたが、普段は更に移し替えるだけだったりします…。これでチャーハン作りは終わりですが、ついでにラーメンなんかも用意すればちょっとした自宅定食になりますよ。
我が家の…というか僕の「父ちゃんチャーハン」は子供にも人気で、かなりバクバク食べてくれます。作る側としては嬉しい限り!
簡単な工程で作れるので、今夜はチャーハン。どうですか?