先日の東京ツアー(と言っても昼間は仕事なんですが…)2日目、夜をどう過ごそうかと考えていたのですが、どうしても思い出の味をまた味わってみたくなり「福しん」へ向かいました。
てもみラーメン福しんとは?
福しんとは、池袋近辺にチェーン店を構えている中華料理のお店なんですが、「池袋の王将」と呼んでいいくらい大量に店が存在します。
豊島区や板橋区に住んでいて福しんを知らない人間はモグリだ。と言っても過言ではないくらい男性の間では人気店(だと僕は信じて疑わない)なわけですが、東京に住んでいた頃、このお店には本当にお世話になりました。
[blogcard url=”http://www.fukushin.info/″]
少ないお金を持ってお腹を空かせて飛び込んだり、ライブハウスの空き時間に腹ごしらえで駆け込んだり…。思い出を上げるとキリがないくらいです。
そんな福しんに行こう行こうと思いつつ10年くらい行っていなかったので、今回こそはと向かったわけです。
基本的なメニューはこんな感じ。リーズナブル!…なんですけど10年前と比べると値上がりしてる気がしました。さすがに福しんとはいえ、時代の波には逆らえないのか…。値上がりは気のせいなのかもしれませんが、それでもリーズナブルな価格設定です。
昔はチャーハンって1種類だけだったはずなんですが、チャーハンの種類も増えていますね。
福しんと言えば僕はチャーハンと餃子なんですが、この「ウンパイロウ」ってのも美味しいんです。豚肉の冷しゃぶみたいな感じでピリ辛のタレがかかっている物。
ちょっと贅沢したい時は「チャーハンと餃子!…と、ウンパイロウ!」と注文していた覚えがあります。当時はビールも好んで飲まなかったので、それだけで幸せなご飯でした。
この日は、他にもお店に行く予定があったので半チャーハンと餃子、そしてビールで乾杯です。この餃子の焼き具合といい、チャーハンのチープさといい(これは褒め言葉です)たまりません。チャーハンに付いてくるスープももうね…。涙腺が崩壊しそうな程懐かしかった。そう、僕の「青春」みたいなものは、まさに福しんと共にあった。ハイになってる時も、落ち込んでる時も「イィ~ラッシャイマセ~(アジア系の人だったりする)」と迎え入れてくれたなぁ…。
とても美味しくいただきました。実際の味以上に。そして会いたい人がいたので新宿に向かったのですが店舗の収容人数的に会うことができず、そのまま新宿で時間を潰し、六本木へと向かいました。
六本木のおもしろスポット「ルイーダの酒場とスリラーナイト」
この日六本木でラジオ放送中だった某芸人さんに会うために六本木に降り立ったのですが、彼らの仕事が終わるまでどこかで時間を潰そう。という事で気になっていたお店の前まで行ってきました。まずはルイーダの酒場。
残念ながら時間が遅くて閉店していたので外観の写真しかないんですが、ドラクエ酒場です。一緒に行動していたケイジという人間が岩手県の大船渡で居酒屋をやっているので、おもしろいメニューや写真映えのするメニューを考案しようと来てみました。もっと早い時間に来るべきだった…。
[blogcard url=”http://www.paselabo.tv/luidas_bar/index.html″]
そしてもう1店舗。怪談バー「スリラーナイト」です。
こちらも時間の都合でここの写真しかないのですが、モニターから流れる怪談話はかなりそそられるものがありました。1時間3500円で怪談話が聴けると言う春夏秋冬関係なく怪談話が好きな僕にピッタリのお店でした。
[blogcard url=”http://thriller-tokyo.com/″]
しかし、この写真の右側奥の通路に入ってみると、お姉さんがお酒のお相手をしてくれるクラブの廊下と入り口に繋がっていました。ちなみにこの写真の手前は黒人さんの集まっていたバーです。怪談とお姉さんと黒人さん。宇宙的カオスなのが六本木らしいですね。
六本木のバーBaron Rouge(バロンルージュ)へ
六本木を楽しむ人々や街並みを眺めながら一通り巡ってみたあと、ケイジが地元の人に紹介されていたという「バロンルージュ」というバーへ向かいました。
とても落ち着いた雰囲気で、このまま朝まで飲んでもいいんじゃないのかくらいの気持ちになってしまいましたが、予定がなければほんとにずっと飲んでたんじゃないかと思います。マスターも女性店員さんも気さくな方で、僕みたいな人見知りでも大丈夫なお店でした。
色々話をしていく中で、日本酒はこれがありますよ。と出されたのが「五橋」というお酒。あれ…?もしかしてこれ知ってる酒…?と思っていると「どこから来たんですか?」という話になり、山口県から来たんです。と話すと「えっ!?僕も山口県出身ですよ!」と驚きの言葉が。
僕「ほんとですか?僕は岩国って所なんですが…。」
マスター「!!僕もです。美和です。」
僕「マジですか!僕基地のある辺です」
というまさか六本木で同郷の人と出会うというサプライズ。やっぱり五橋は錦帯橋の五橋でした。いや、嬉しい出会いですよねこういうのって。
ホリエモンさんもよく来店されるのが分かるほど食べ物も全てが美味しく凝っていて最高でした。ここのタコミンチパスタも堀江さん絶賛のメニューらしいですよ。
つくづく、「この後予定がなければいっぱい飲んで食べるのに…」と感じました。
[blogcard url=”https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130701/13025909/″]
無事に芸人さんと会い、池袋の街を歩く
それから芸人さんと会って色々話したあと、終電がなくなっていたみたいでわざわざ車で池袋まで送って行っていただきました。本当に助かりました…。
池袋の丸井で降ろしていただいた後、ガッチリ握手を交わして某芸人さんは帰って行かれました。次の日熊本って言ってたので大丈夫だったんだろうか…。
その後、当時の事なんかを思い出して少し感傷的になった僕とケイジ(言葉には出さないけど多分そうだと思う)。
「よし、次の店で飲もうぜ」と池袋を散策します。この道何回通ったんだろう…。山手通りへと歩いていきます。お目当てのお店が無くなっていたので、そのまま思い出の場所散策をしよう。と歩を進めました。
17年前、僕らが20歳だった頃に出会った場所がこちら。
セブンイレブンがあったんですがすでに無く、このセブンイレブンの店員さんみんなと仲が良かったんだよなぁ…と色々な事を思い出しました。思い出の場所が無くなっているのは時代の流れで仕方ないんですが、やっぱりちょっと寂しいですね。
僕のかつての勤務先。チャレンジャーもすでに無く、シャッターが閉まった建物が残るだけです。僕はここで働いていて、ケイジは向かいのセブンイレブンで働いていて。そして出会ってからもう17年が経ちます。
苦労もしたけど、全部が笑い話で地元にずっといたんじゃ体験できなかった貴重な日々でした。思い出の場所は無くなったけど、その分僕には家族が出来て子供が出来て。そしてケイジには自分の店が出来て。生き方も生きる場所も変わっても、こうして無駄に30分くらいぶらりと歩ける友達って最高だなと思いながら歩きました。友達でもあり戦友でもあるからなんでしょうね、きっと。
今回東京に行って感じたのは、大人になって東京から離れてみると、東京に対して身構えなくなった感じがします。街に対しても人に対しても。うちの家の前の道が続いてる感じというか、素の自分のままで歩けるというか。
いつか、奥さんと子供を連れてまた色々な東京の街を歩いてみたいですね。
次回で2016東京ぶらり散歩も最終回。巣鴨から池袋を散策します。