スマホをいじっていたら、ある映画の広告が目に飛び込んできました。
「クリード チャンプを継ぐ男」です。
ロッキーシリーズの新章「クリード」
黒人男性の横に向かい合って立つのは、トレードマークの帽子を被った伝説のチャンピオン。
そう、ロッキー・バルボアです。
いやもうほんと、朝からビックリしました。
まさかの続編です(続編というよりは新章)。それも内容を見て頷けました。
タイトルから分かる通り、物語はロッキーではなくクリードの物語にシフトします。
予告編の内容からして、ロッキーに弟子入りしたアポロの 息子がリングに立つが挫折もあり…といったストーリーでしょうか?
ロッキーシリーズには挫折は付き物。みんなヒーローじゃないし、ヒーローだとしても常にヒーローなわけじゃない。そんな当たり前の事をしっかり描いたヒーロー物の映画って結構少ない気がします。
アポロ・クリードの息子
クリード。
かつてのロッキーの宿敵でもありました。
ロッキー1、ロッキー2ではアポロからベルトを奪うまでを描いた物語で、ロッキー3ではロッキーにコーチを申し出る男としての大きさを持ったまさにチャンピオンらしい人物像でした。
そして、コーチを通じて親友にもなったアポロ・クリードの息子が今回の物語の主役。
(アポロ・クリードのその後はロッキー4をご覧ください。)
ロッキーシリーズがまた見れるだけでも嬉しいですが、盟友の息子をロッキーが鍛える。震えが来ますね。
かつてのロッキーは、アポロ・クリードに鍛えられました。
ロッキーと一緒にいるのがアポロ・クリードですが、何度見てもこのトレーニングシーンはいい ですね。
不器用で近代的なボクシングが出来ないロッキーを見事に鍛え上げました。
それでもノーガード戦法は変わらないんですけど(笑)
ロッキーシリーズは、ボクシングだけではなく人間模様もしっかり描いていました。だからこそ今度のアポロの息子の話もとても楽しみです。
ロッキーの息子は残念ながらスポーツの道には進まず会社員になっているのですが(ロッキー・ザ・ファイナル参照)、ロッキーの息子も出て欲しいなぁ。親がかつての宿敵同士の息子達の友情とかも見てみたい。
ロッキーの名シーン、エイドリアンの一言「Win」
ここで僕の思うロッキーの名シーンを。
エイドリアンを心配しボクシングから遠ざかろうとしていたロッキーに、エイドリアンが「近くに来て」と言って囁く一言。
「勝って。」
この一言に色んな想いがこもってて、僕にとってはたまらないシーンです。ロッキーを1から見てると余計にそう。
勝ってくれと言われたロッキーの表情、「ボヤボヤすんな!行くぞ!」と激を飛ばすトレーナーのミッキー。
フィラデルフィアの雑踏というか決して綺麗ではない所でトレーニングをして、這い上がっていくロッキーはほんとカッコいいです。
2015年12月23日ロードショー
今回の「クリード チャンプを継ぐ男」も同じような匂いをちょっと感じられて楽しみです。
ロッキー・ザ・ファイナルから時間が経った事もあり、ロッキーの年の取り具合もあって、往年のファンにはたまらない映画になるんじゃないでしょうか。
クリスマス前にロッキーシリーズとは。シルベスター・スタローンからのクリスマスプレゼントみたいで粋ですね。